ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
朝餉の時間も土方の機嫌は悪かった
此処は恋文でも書かねばならねぇ
午後、少し時間があったから
一生懸命考えた
遥「(DEAR……)あっ!だめじゃん!」
紙をグシャッと丸め、もう一度
遥「(歳へ……昨夜はゴメンナサイ。あんなに皆が怒ると思わなかったから正直私も驚きました)……言い訳じゃねぇか……」
グシャッ! もう一度
遥「(歳へ…昨夜はゴメンナサイ…私はずっとずっと歳の傍にいるし、死ぬまで一緒にいて欲しいです。)………恋文って難しいな…
(世の中が落ち着いたら結婚して赤ちゃん作ろうね)…………逆プロポーズじゃねぇか!」
グシャッ! もう一度
遥「(歳へ…昨夜はゴメンナサイ…
なぜ怒ったのか分かりませんが)……………………………………逆ギレ…」
グシャッ! もう一度
遥「(歳へ…昨夜はゴメンナサイ…
私は何処へも行かないし、歳から離れたくもないから……。忘れないでね。
帰れと言われても歳から離れたくないのでずっと取り憑いていきます。
いつか……私を……貰って下さい)
またプロポーズ」
グシャッ! もう一度
遥「(歳へ…愛してる。死ぬまでずっと私の傍にいて下さい。私は歳が全てです)
完璧っっっ!!!」
鮭のおにぎりと沢庵をラップにかけ
手紙を添えて部屋を出た
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