ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
稽古後、土方は隊士達を集めた
土方「伊東一派がいなくなった今
もう一度隊編成する……
分かったな」
平隊士「はいっ!」
土方「解散」
平隊士「俺遥の隊が良いなぁ~」
「俺も~」
「全員遥の隊になれば良いのに」
「だよなぁ~」
「巡察楽しいし」
「稽古楽しいし」
幹部達…また円陣を組み、隊士達に
木刀を向けた
総司「一番組!集まりなさい!」
新八「二番も~~~」
一「稽古のやり直しするか」
源「話し合いましょう」
松原「何が不満なんだ!」
武田「私の部屋に集合」
平助「俺に言うことありそうだな」
谷「話なら聞きます」
左之「ぶっ飛ばすっっっ!!!」
……………………………………
遥「…………お茶する?……………」
11番組「やったぁ~~~~!!!」
遥は屯所の縁側で隊士達とお茶time
平隊士「隊編成やだなぁ~~~」
遥「嬉しいこと言ってくれるね~」
平隊士「はるの隊に残りてぇ!」
遥「総司の隊に入ればもっと強くなれるよ?」
平隊士「そうかもしれないけど
仕事は楽しくやりてぇ………」
遥「まぁ………そうだけど……
命かけてる仕事だからさ、
強くなきゃ死ぬよ?
谷さんの柔術も凄いし……」
平隊士「まぁ、谷組長や井上組長、松原組長なら良いんです。あ…藤堂組長も」
「沖田組長、永倉組長、斎藤組長、原田組長は稽古厳しいし」
「武田組長は問題外」
遥「おい……気持ちは分かるが失礼だろ」
土方「成る程な……皆の意見はしっかり聞き入れた…あいつらと話し合う価値がありそうだな…」
平隊士「っっっ!!!」
一気に空気が冷え切った…………
遥「土方さん……何企んでるんですか」
土方「隊編成を考えてるとさっき言っただろう」
遥「今の……言っちゃうんですか?」
土方「あぁ………」
平隊士「っっっ!!!」
土方は遥から湯飲みを取り、一口飲んで返した
土方「じゃあな……風邪引く前に着替えろよ」
遥・平隊士「はい」