ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
「大変だな……お前も」
遥「あぁ……武田さん。お疲れ様」
武田「お前の隊はいつも楽しそうだ」
遥「お陰様で…幸せ者ですね」
武田「ふっ!一つの隊を纏めるのは容易い事じゃねぇ……」
遥「ん~~~~。何でしょう……
一人一人皆違いますからね……
一人一人を見るようにはしてます
それぞれの個性を生かし、苦手な所は補う
出来ない事は、その場で押し付けず
引き出すことを考えます」
武田「お前は努力してるな……」
遥「武田さんの医術の努力に比べたら私なんか鼻くそですよ……」
武田「また綺麗な言葉遣いを……」
呆れ顔で此方を見る武田
遥「皆が助けてくれるから私は
頑張れるんです…………」
武田「お前は新撰組の姫だもんな」
遥「姫様のような扱いはされてませんがね」
武田「そもそもお前が姫らしくしないからだろう……………」
遥「私は今の私が好きですから……
姫様になりたいとは思いません」ニコッ!
武田「だからきっと此処でやっていけるんだろうな」
遥「そうだと思います」
武田「お前が此処に来て大分変わった
来て良かったと思ってる……」
武田はそう言うと去っていった
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遥「……………………………………
ふふふふふふふふふふふふ
(武田に認められたっ!!)
ふふふふふふふふふふふふ」
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左之 新八 平助 総司は遥を見付け
遥の方へ歩いてきたが……立ち止まった
左之「っっっ!!!何があったんだ?」
新八「気持ち悪いな…………」
平助「とうとう………………」
総司「…………………遥…………………」
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遥「ふふふふふふふふふふふふ」
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