ー 遥彼方 ー 新選組と共に……




     「総司っっっ!!!

      力抑えてっっっ!!!」  

   土方「……………………………………

      怪我させるなっっっ!!!」

   総司「大丈夫ですっっっ!!!」

   新八「全然大丈夫じゃない!」

   近藤「総司ーーーーーーー!!!」

   平助「俺…坂本奪ってくる」


    スパン スパン スパン スパン 


   隊士達が襖に二人を放り込む

    
  平隊士は襖の前に整列し、竹刀を構える 

   平隊士「命にかえても……………」

  スパンスパンスパンスパン  スパンスパンスパンスパン

  スパンスパンスパンスパン  スパンスパンスパンスパン


      スパンッッッ!!!

   襖を開けて二人を出し、竹刀を突き付けたのは……………………………………


      近藤さん…………………


    遥「時間っっっ!!!」

  ピッ!  一「34分」

   遥「お疲れ様でした。大丈夫?」

    ヘナヘナと座り込んだ平隊士

      土方「立て」

   遥「本番はもっと殺気立ってます

     気負いしないで下さいね…

     終わったら倒れても良いから

     帰りは幹部が背負って帰るよ」

   総司「えぇ~~~~~~~………」

    遥「最低な上司ですね…………」

   土方「あぁ。背負って帰ってやるから

      気張れよっっっ!!!」

   平隊士「はい……」

    遥「大丈夫。本番は私達は仲間。

     部屋に入れないようにするし、

     突破されたら私達も援護するし…

     坂本さんや中岡さんも強いから…

     八人だけで戦う訳じゃない……

     あなた達も絶対守るから!ね!」

  遥もしゃがみ、隊士達と同じ目線になり

    くしゃくしゃと頭を撫でた

   土方も座り、平隊士の頭を撫で 

   土方「自慢の部下だ………………」

     土方の笑顔はレア
   
   土方「半刻後には出る……少し休んで鎧付けとけよ…………近藤さんや山南さんも付き合わせて悪かったな……

     解散っっっ!!!」

   土方「家帰って一服するぞ!」

   五人「はぁ~~~~~~~~い」

   土方「軽く食っとけよ……………」

   平隊士「はい」

   
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