ー 遥彼方 ー 新選組と共に……



    土方「やっぱり戦にてめぇの女がいるのは嫌なもんだな……気になって仕方ねぇ…」

   総司「私もです。遥が倒れてたらきっと我を忘れてしまいます……」 

   遥「きっと、父もそうだったんでしょうね………」

   土方「心配ない訳ねぇだろ………」

  遥「うん……だね……一chanも食べな?」

  一「あぁ……すまない」

  遥「一chanって…いつもそうなの?」

  一「と言うと?」

  遥「皆から一線おくというか…腹を割らないと言うか……壁を作ると言うか……」

  一「自分ではそうしてるつもりはないんだが……元々…自らを語る方ではない故……」

  遥「真面目過ぎるんだよね…一chanは」

  一「そういうつもりもないんだが……」

  遥「一人でいると寂しくなる時ない?」

  一「一人の時は書物を読んだり、刀の手入れをしたりして楽しんでいる」

  遥「…………それ…………楽しいんだ」

  一「あぁ」

  遥「たまにはこっちおいでよ~~…

    皆で呑んだり話したりしようよ」

  一「あぁ」

  一chanって……話さないなぁ~~~~

     遥「恋仲は?」

    一「いないが…馴染みの女はいる」

 遥「へぇ~~~。その人とは良く話す?」

    一「いや……」

   遥「甘えたりしないの?」

   一「甘える?男は女に甘えるなど!」

   左之「土方さんは甘えるのか?」

   土方「甘える訳ねぇだろ」

   遥「総司は甘えるよ?」

   総司「遥限定ですけどね……」

   遥「男の人って大変だね~。凄く心細い時とかも、甘えられないんだね……甘えて良いのに……」

   土方「情けねぇ……」

   遥「そうかな……」

   土方「お前だって甘えて来ないだろ」

   遥「そうゆう女嫌いかなって思って」

   土方「我慢してたのか?」

   遥「いや……皆に甘えてたから大丈夫だけどね? たまに……疲れてるときとか…悲しい時とか不安な時にギューーーーーーッて思いっきりして貰えるとキュンってなります」

   土方「見ろ……俺の女。たまに可愛いこと言いやがる」

   遥「普通です」




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