ー 遥彼方 ー 新選組と共に……



   平助「おはよ!淫乱遥」

  遥「………オハヨ………チビ助……」

  平助「ふふふふふふふふふふふ

    言ったな? 淫乱遥………」

  遥「チビ助みたいなお子ちゃまとは…一夜限りの恋も無理だねっっっ!!!」

  平助「俺はそれなりに満足してるし!」

  遥「あっそ…………」

  遥も身支度をしに洗面所に向かった

  
   ーーーーーーーーーーーーーー 


  朝餉の時間

  平隊士「何で杉浦あんなに機嫌悪いんだ?」
    
 「何でも…幹部の誰かとやり合ったらしいぜ?」

  「違ぇよ!幹部の誰かにやられたらしいぜ?」
   
  「男色になったか! ケラケラケラケラ」

      バンッ!!!

  机を叩き、平隊士を睨み付ける遥

  遥「ぅるせぇーーーーーんだよ!!

   黙って食えや!クソ野郎っっっ!!!」

  平隊士「やられたんだってなぁ!」

  遥「だから何だよ…クズ」

  平隊士「初めては痛いらしいな…だから機嫌悪いんだろ~… クスクスクス」

  遥「痛くも痒くもないわっっっ!!!

   それよりも平助の馬鹿がムカつくんだよ!!!」

  平隊士「ムカつく?」

  遥「ムカッ腹立って殺したくなる!」

  平隊士「っっっ!!! ヤメロヨ……」

    声が小さくなる平隊士達

  平助「俺が何だって?遥………」

  遥「あっち行け…」ピッピッと、空気でデコピン食らわす

  平助「組長に対する態度じゃねぇな…」

  遥「……………………………………」

  総司「まぁまぁ…遥が土方さんにやられたからってヤキモチ妬かなくても……」

  土方「黙れ!総司!俺を巻き込むな!」

  平隊士「っっっ!!! 黙ってた方が身のためだな……」

    「うん」

    「黙っていよう」

  遥「二度と口に出すな……死にたくなければな……」

  平隊士「っっっ!!! ………………」

  遥「土方…あれは忘れてくれ。私も忘れる」

  そう言って、近藤と山南に一礼し、部屋を出た
  

  



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