ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
遥「来たっっっ!!! 援護する!」
平隊士「円陣崩すなよっっっ!!!」
「はい!」
会津兵「中岡慎太郎………」
ザシュ!!!
遥「隙見せたらいけませんよ?」
円陣を護るように三人は部屋の前に立ち塞がる
遥「此処から先は通さないっっ!!」
カキン カキン カキン
ドカッ! ザクッ!
土方「此処まで来れたのには誉めてやる」
ザシュ
総司「私達が相手では……勝ち目はないですよ?」
ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ
ザクッ!!!!
遥「はぅっっっ!!! く…………」
ザシュ
遥が左肩を刺された
しかし、土方と総司は気付かない
壁に寄りかかりながら刀を振る遥
土方「沙悟浄!!!しっかり立て!
真面目にやれないなら出てけっ!
疲れたなら銃に切り替えろ!」
遥「まだ……もう少し……後で……」
総司「息切れてますよ?」
遥「流石に……疲れてきた………
そして……眠いっっっ!!!」
ザシュ!!!
土方「沙悟浄は……もう寝てる時間だもんな……」
総司「土方さんも息切れ始めてますよ」
ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ
腕や顔は……切り傷だが、肩が熱い
着流しが赤く染まり始めた
土方「遥っっっ!!! お前!!!」
総司「斬られたんですかっっっ!!!」
遥「まだ……平気……」ザクッ!
土方「部屋行けーーーーーー」
遥「後…もう少…し」サクッ!
力が入らなくなった……………
土方「平助っっっ!!!上を頼む!」
ダダダダダダダダダダ
後ろから会津兵を斬りつけながら
此方までやってきた
平助「遥っっっ!!!部屋入れ!」
平助は遥の背中を思いっ切り突き飛ばし、部屋に押し込んだ……