ー 遥彼方 ー 新選組と共に……



   平隊士「はるっっっ!!!」

  遥「動くなっっっ!!!円陣を崩すな!

     ……………………………………

    死なないから……大丈夫……」

  遥は円陣の前に立ち、右手だけで

       刀を握り直す

  平隊士「後は俺達が…………」

   遥「私の意識が無くなるまでは……」

 坂本「遥!こっち来んかっっっ!!!」

   遥「あなたの命を……守るのが……

    私の仕事……だから……ハァハァ」

   中岡「はるっ!来い!」

  遥「帰ったら……寝ますから……」ニコッ! 

    意識が朦朧としてきた遥……

    窓際へ行き、外を見ると……

        残り数人

   松原の隊も近江屋へ入るところだ

    遥「ふっ! もう大丈夫………」

   そのままズルズルと崩れ落ちた

    窓際に寄りかかり、刀を置き

      エイチケーを構えた

   右手が震えてカチカチ言ってる

   とうとう部屋に侵入を許してしまった

    が……隊士達が斬り伏せる

  遥「そうか……私が盾になれば良い…」

    ハイハイで円陣の中に入って

     二人の前に座った

   遥「二人を………押し入れに……」

     スパンッッッ!!!

       ペイッ!  

     スパンッッッ!!!

    坂本「酷い扱いじゃ………」

    遥「此で……大丈夫……整列…」

   遥は坂本達が入っている襖の前に寄りかかった

    遥「後は……頼むね……」

   平隊士「はるっ!寝るなっ!」

    遥「十秒……だけ……」

  その間も刀が交わる音、敵の叫び声

      廊下の敵が最後

   敵と共に土方達も入ってきた

   遥を護るように整列している平隊士

     彼等も、敵を倒す
   
   
< 313 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop