ー 遥彼方 ー 新選組と共に……





   
   「中岡ぁーーーーーーー!!!」


     パン パン パン 


    隠れていた残党を三人撃った
   

  土方「っっっ!!! まだいやがった

        見回り頼む」

    遥「烝……烝……」

       シュタ

    烝「手当てを……」

    遥「まず、状況報告………」

    烝「ふっ!お前らしい………」

  烝「死者13名…負傷者…数えきれん

       重傷者1名…………」

      遥「死者は……」

   烝「谷…松原…残りは隊士……」

   遥「……………………………………

     はぁ~~~~~~~~~

     ……………………………………

     ふ…ふぅ…く…………うぅ……」

    涙が溢れて視界がぼやける

   土方「山崎………伝令…………」

   山崎「てつ…」

   てつ「はい」

  山崎「終わった……250名全滅。

     坂本 中岡、共に生存

    死者13名。うち組長…谷、松原

    残り隊士。重傷者1名…遥…

    残り負傷………無傷、零」

  てつ「はるっっっ!!!」

  山崎「まずは伝令………今すぐ遥を屯所に返す。 医療班は手当の準備を……遥は医者を呼ぶように伝えろ」

   てつ「はい」


    ……………………………………


   土方「坂本。中岡……返り討ちが怖ぇ。 暫く屯所にいてくれ………」

   坂本「しかし……」

   土方「こんだけあんたに命懸けたんだ。少し位此方に従っても罰は当たらねーだろ。 それに、返り討ちに遭い、死なれたら……あんたの為に死んでった組の奴に示しつかねぇ………」

    坂本「分かったが………」

    中岡「済まんが世話になる」

    土方「ありがてぇ…………」

  遥は中岡の言葉を聞き、意識を失った

   土方「急いで屯所帰るぞっっ!」

  左之、新八、平助の隊に後始末を頼み、

   土方は遥を抱き上げて走り出した

  坂本や、他の隊も続いて走り出した


  
     ……………………………………

  

  
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