ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
土方「アラームは何の日だ……」
遥「言わねーよっ?」
土方「此処で抱くぞ」
遥「断固拒否する!」
土方「言え……」
遥「やだ」
土方「言え…」
遥「無理」
土方「俺の死ぬ日か………………」
遥「……………………………………」
土方「生き延びられたら一緒になるつもりだったんだな?」
遥「……………………………………」
土方「なら心配ねぇ。俺は死なねぇから……………」
遥「嘘吐きっっっ!!! 頑固者のお前が人の言うこと聞くと思うかっっっ!!!」
土方「お前もそうだろっっっ!!!」
遥「じゃあ祝言挙げても子供が出来ても歳の横で戦わせてよっっっ!!! それが飲めないなら祝言は挙げないっっっ!!!」
土方「子供をおいて戦に行けるわけねぇだろっっっ!!!」
遥「だから祝言なんて無理だって言ってんじゃんっっっ!!!」
土方「くそばばぁ!何で黙って俺を支えられねぇんだよっ!!!」
遥「女は子供産む道具じゃねぇんだよ!」
土方「そんな事!知ってます!俺の傍にいろって言ってんのが分かんねーのかよ!」
遥「だからぁ!仕事続けられるなら良いっていってんじゃねぇか!!!」
土方「子供は?」
遥「戦が終わってから……そもそも!
慶喜を説得すれば戊辰戦争も起こらない! 坂本に説得させろよっ!子供が欲しかったらぁ!!!」
土方「蝉丸…良いか?坂本が今幕府乗り込んだらどうなる………首を渡しに行くようなもんだろう…」
遥「じゃあ!私が行く!!!」
ガゴンッ!
土方「やられに行く気か!!!」
遥「女殴るなんて最低ーーーーーー!
私と毎晩一緒に寝るだけじゃ足りねぇのかっっっ!!!」
ズガガガガン!
痛恨の回し蹴りを食らわす遥
土方「お前の何処が女なんだ?あ?
夜だけか? ふっ!笑わせるな」
遥「私は……ただ……歳と一緒にいたいだけだよ……何もいらない……歳がいてくれれば……それだけで幸せなのに…………」
遥は道場を出た
……………………………………
シ~~~~~~~~~~~~~~ン
土方「見てんじゃねぇ~~よ……
稽古しろや……………………」