ー 遥彼方 ー 新選組と共に……






 桂「貿易は必要ですか? 鎖国は日本を守るため………」

   遥「日本が鎖国を続けている間に世界はどんどん武力を高め、それこそ日本は潰されます。攻める戦ではなく守る戦が大事なんです」

   桂「……………………………………」

   遥「高杉晋作は……………………」

   桂「もうじき帰れるでしょう」

   遥「そうですか……良かったです」

   坂本「内戦を止める事からじゃな」

   遥「此処で薩摩を怒らせたら脅威です。戊辰戦争が起こらなくても西南戦争が勃発してしまう……坂本さん、桂さん。私がいると彼を刺激してしまいますので……取り敢えず二人で説得してください。 また日を改めて私も参加させて頂きます。失礼します」ペコリ


   坂本「そうじゃな……」

   桂「西郷殿は頭が固い」

   土方「お願いします。失礼する」

 
    ーーーーーーーーーーーーーー


   総司「西郷さん相手に此処まで意見する遥………怖いもの知らずだよ………」

   山南「薩摩は何故其処まで幕府に拘るのでしょう」

   遥「死力を尽くしたのに裏切られたから……ですかね? 私にも分かりませんが」

   土方「戦は嫌いじゃないが……今回ばかりは止めないとな……」

   遥「ふふ……そうだね……」

   土方「何だよ……」

   遥「戦を好きとか言うな」

   土方「武士だからな……」

   遥「まぁ…そうだけど………」

   総司「疲れた時は………」

   遥「甘味だね!!!」

   土方「またかっっっ!!!」

   遥「総司は疲れてないけどね」

   総司「遥が無茶しないかと…神経すり減らしてましたから……」

   土方「それは俺も肝が冷えた」

   山南「私もですよ……伊東の時も…」

   遥「止めてください!鳥肌が立ちます」

   山南「庭でよく絡まれてましたからね」

      
   

< 352 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop