ー 遥彼方 ー 新選組と共に……



      客間にて………

    遥「お久しぶりです」

    土方「本日はどういった用件でわざわざ慶喜公が………」

   慶喜「遥。久しいな……」

  遥「はい。慶喜も頑張ってるみたいだね」

   慶喜「俺の部下を殺したお前に言われたくない」

  遥「仕事ですので……。此方も大打撃でしたし……」

   慶喜「お前は無事か?」

    遥「はい。お陰様で……」

   慶喜「島原の件での謝罪に来た」

   遥「っっっ!!!慶喜がわざわざ?」

   慶喜「俺は今無職なんでな……」

   遥「私も話したかったので嬉しいです」

   慶喜「悪かったな……部下の事は…」

   部下「申し訳ありませんでした」

   遥「あぁ!あの時のハゲ…………

      体はもう大丈夫なの?」

   ハゲ「胸の骨が折れております」

   遥「良かったね?」ニコッ!

   ハゲ「え……………………………………」

   遥「刀と銃が無くて……骨折で済んだでしょ?」

   ハゲ「え……………………………………」

   慶喜「死なずに済んだことを喜べ。

    近江屋で、遥が半分は殺してる」

    遥「それはありません」

   ハゲ「誠の話でしたか………………」

   慶喜「日本で一番強いオナゴじゃ。

    お前ごときが倒せる相手じゃない」

   遥「そこまで強くありませんが……」

  慶喜「一対一の素手ならお前に適う者はおらん」 

 

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