ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
次の会合にて
すこぶる機嫌の悪い西郷さん
遥「私にしか効力はありませんが、 幕府側は私に一任すると言っております。
お願いします。幕府を根絶やしにするのは止めて下さい」土下座する遥
西郷「儂等薩摩がどんな扱いをされたか知っておるかっっっ!!!」
遥「お気持ちは分かりますが、今日本は戦などしてる場合じゃないんです!」
西郷「お前の様な小娘に何が分かる」
遥は後ろを向き、着流しを脱ぎ、背中の傷痕を見せた……
全「っっっ!!! 遥っっっ!!!」
遥「禁門の変初日に、幕府と戦っていた私は、未来から来たことを知られ、捉えられ、5日間飲まず食わずで拷問されました。
そして……多数の男に犯されました。
新撰組に戻されましたが、暫く意識不明でした。
その後、最新式の銃を頼んだら蔵に放置されていた旧式の銃を送りつけてきました
なので、我々は見切りを付けて坂本さんと桂さんに着いていく事にしました。
しかし……戦力は戦力として認め、
彼等と共に日本を守らなければなりません
死んで良い人間なんて一人もいない
肩の傷は、坂本さんの警護の時に幕府軍に刺された物です。
あなたの気持ち……分かります
日本はあなた達が代えてくれたから私達は住み良い時代になったんです。私の時代の原点は……あなた方なんです」