ー 遥彼方 ー 新選組と共に……


  慶喜「なんとっっっ!!!空を?」

  遥「信じてもらえましたか?」

  慶喜「お前は……幕府軍か?」

  遥「はい。壬生浪士組の隊士です」

  慶喜「何故壬生浪士組にいる」

  遥「落ちた所が屯所でした……」クスッ!

  慶喜「なる程」

  遥「私を脅威とみなし、殺すのは構わない……私の命の恩人の壬生浪士組に手を出すようなことがあれば……未来から一瞬で幕府を落とす程の軍を送り込む」

  慶喜「良かろう」

  遥「それから……この戦はあと二日で終わるが、京が焼け野原になる。大量の水と火消しの準備を………」

  慶喜「良かろう」

  遥「私を……殺すか?」

  慶喜「二日後……決断を下す」

  遥「徳川慶喜…十五代将軍」

  慶喜「っっっ!!! 何っ?」

  遥「間もなく十四代将軍が病で亡くなる

    あなたは時期将軍………

    これからは戦続き……万が一

    大政奉還する事があれば………

    幕府軍を完全に撤退させて下さい

  これから日本は…外国との戦のみになります。 戦力は必須! 負け戦はさせないで下さい。 日本軍は……強い……でも、数は必要です。 完全に……撤退させて下さい……

   大阪城にあなたは行くでしょう…

  あなたの為に戦う兵がいるんです。

  大将のあなたは……逃げないですよね?」

   慶喜「……………………………………」

  慶喜は何も言わず、牢から出た……

  私は…その日から拷問を受けた

   殴られ蹴られ、鞭打ち……刀で肩を軽く斬られたり……

   飲まず食わずで昼夜問わず続いた

   

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