ー 遥彼方 ー 新選組と共に……


  
   二日後…………禁門の変は終わった

  慶喜が現れたのは禁門の変が終結してから

     3日後だった……

  慶喜「っっっ!!!誰がやった!」

   遥「お前の指示だろ~が!!!」

  慶喜「誰かっっっ!!!」

   家来「はっ!」片膝着いて頭を下げる奴ら………

  慶喜「おまえ等がやったのか?」

  家来「はっ!慶喜様の命を守るのも我々の仕事!」

  慶喜「命を下したかっっっ!!!」

  家来「いいえ……」

  慶喜「こいつが死んだら援軍が来るんだ!何をしておるかぁっっっ!!!」

  家来「っっっ!!!」

  慶喜「先の世の武器は…一瞬で街を破壊させる武器があるんだ!!! こいつに飯は……」

  家来「与えてません」

  慶喜「水は」

  家来「与えてません」

     ドカッ! ドカッ!

  慶喜の蹴りを食らった家来は地面に突っ伏した

 遥の目は殴られて両目とも腫れ上がり開かない

     顔中痣だらけ…………
      
  遥「良いんだ。あんたを護るためだ

    彼等は彼等の仕事をしたまで

    彼等を責めるのはお門違い…

    許す心も大将には必要だろ」

  慶喜「杉浦……」

  遥「壬生浪士組に……帰して下さい」

  慶喜「駕篭の準備を! 杉浦…悪かった」

  遥「私も出しゃばった真似を……………

       申し訳ありません

    一つ…良いですか……」

  慶喜「何だ」

  遥「敵である坂本龍馬は……日本にはなくてはならない存在です。決して殺さないで下さい……もし……兵を出した場合は……

   私は坂本龍馬を命に変えて守り抜く」

  慶喜「覚えておこう………」


  
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