ー 遥彼方 ー 新選組と共に……


   
   遥「新撰組は…あなたの為に命懸けています。此からもそれは変わりません

  新撰組と言う名に恥じない働きをします」

   慶喜「あぁ…信頼している」

   我が家の住民は、みんなに未来のお茶を振る舞った  

   慶喜「良い茶葉だな…なかなかだ

    して……お願いがあって此方に来た」

   近藤「我々に出来ることなら……」

   慶喜「杉浦を此方に譲れ……礼は弾む」

   幹部「っっっ!!!」

   近藤「それはっっっ!!!」

   慶喜「側近として迎えたい。何なら側室でも構わん」

 土方「っっ!! 近藤さんっっっ!!!」

   近藤「……………………………………」

   慶喜「礼は…給金を上げるのはどうだ

 近藤……それと……幕臣に取り立ててやる」

    幹部「っっっ!!!」

   近藤「……………………………………

        良い話ですな………」

   新八「近藤さんっっっ!!!」

   山南「……………………………………

    遥を売るつもりですか………?」

   近藤「しかし………」

   総司「近藤さん!幕臣は我々の力で手に入れるべきです! 遥は…此処に…新選組に必要です!」

   近藤「女人禁制なんだ」

   土方「慶喜殿…有り難い話ですが…杉浦はお譲りできません。ご無礼をお許し下さい」

   近藤「歳っっっ!!!」

   土方「近藤さん…遥の力で武士になったって…嬉しくも何ともねぇ!!! 女の力でのし上がるのは…武士じゃねぇだろ!!!」

   慶喜「近藤は杉浦を譲るのに依存はないのだな」

  近藤「はい」

  土方「っっっ!!! 近藤さん!」

  近藤「慶喜殿の命は絶対なんだ!

    俺らが意見できる立場じゃねぇ!」

  慶喜「杉浦は?」

  遥「新選組じゃなくても…家にいたいです…私は何のために必要ですか?」

  慶喜「参謀」

  遥「では…文を頂ければ此処から通います」

  慶喜「……………………………………

     側室としては……………………?」

  遥「私は……恋仲がいます」

  慶喜「だろうな……なぁ…土方…」

  土方「……………………………………ハイ」

  慶喜「強い女は好きだ。杉浦は容姿も良い…欲しがる男は多いだろう」

  土方「……………………………………」

  遥「側室はお断りします」

  慶喜「ふっ!やはり強いな……まぁ良い。お前を手に入れるのは時の問題だ。また来るからな……近藤……」

   近藤「はっ!」

  慶喜「戻るぞ」

  家来「はっ!」

  

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