カリスマ整髪剤!武田工務店

「よければご飯一緒に食べませんか?


みんなが冷やかしの声をかける…。
羨ましいだろ!

注※本人の錯覚。


「構わないですよ!
僕!葉月幸太郎!よろしくっ!

僕は手を差し伸べた。

彼女もそれに応じ手を出す。


けど、握手をした瞬僕はハッとした。



しまった!手汗がっ!?

けど彼女は

「よろしくね?」


とても清々しい顔だった。

い…良い人だ!

「気を付けろ!ソイツはモンスターだっ!」


…誰か今変な事言った気が…?


「ふんっ」

僕と彼女の間を布団叩きが横切り僕の弁当のふたをはじいてご飯に突き刺さった。


「おおおういっ!?」



「…は、はみだし王子!」



彼女はとても下品な言葉を発した。

…はみだし王子?
なにがはみ出てるんだよ!?



そのはみだし王子と呼ばれたヤツは彼女を指差した。


「魔王はどこだっ!」


「ま…魔王ってなんだぁー!?」

僕は思わず突っ込んだ。