無口でクールな先輩の彼女
「どうして!?なにがあったの???」

目を輝かせて聞いてみる。


「実は、あたしバイトしてるんだけど、そのバイト先の先輩にいつも助けられてて…」

「それで先輩が気になりだしたの?」


「うん。ずいぶん前から気になってたんだけど、昨日好きだって気付いたの。」

と頬を赤くして話す優奈は、恋する乙女だった。


「なんか、先越された…」


あたしが呟くと、


「春ちゃんもいつか恋するときがくるよ!」


「うん!」

なんだか自分のことの様に嬉しくなった。


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