無口でクールな先輩の彼女
そっか〜!あたしもいつか、恋する日が来るよね♪


るんるん気分で移動教室の用意をする。

「あっ!トイレ行くの忘れてたよ!急いで行って来る!」


「教科書運んどいたげるよ!」

「ありがとう!」


優奈にお礼を言って、トイレまで走った。

_____


「ふ〜!スッキリした〜!」

トイレから出てきて手を洗い、教室に戻った。


あぁ…もうみんな行っちゃったか…

急いで理科室に向かった。


「急がないと、実験始まっちゃう!」

階段を駆け下りていたその時、


「あ!」

やばいっ!


そう思った時には遅かった。

あたしとした事が、階段を踏み外してしまった。


でも、予想していた痛みがない。


「いってぇ…。」


ウソでしょ!?誰かが助けてくれたの?

と思って自分の下を見てみると、東野先輩がいた。

< 46 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop