無口でクールな先輩の彼女
呆然としているあたし。


顔を真っ赤にして自分の言ったことに気付いた日野さん。


目を見開いてまたまた顔を真っ赤にして川村君。


この状況…どうしたらいいの?


「…球技大会…」

川村君がボソッと呟く。


「球技大会終わるまで待ってくださいな!」


テンパって転けそうになりながら、どこかに走って行ってしまった。


「……え?」

ポカンとしている日野さん。


「ぅゎぉ…」

「…ばる…」


「へ?なんて?」

あまりにも声が小さくて聞こえなかった。


「あたし、がんばります!」


「うん!がんばって!」


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