ある少女は孤独だった


~夏海side~

ある日私は、街で不思議な少女を見かけた。

汚れた古い服をきて、長い髪をだらりと下げて、その少女は





ゴミ箱を漁っていた。



周りの大人たちは、少女に聞こえるくらいの声で

気持ち悪い 近づくな 幽霊だ

口々に罵声を浴びせていた。


少女はすぐに走って何処かへ行ってしまった。
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