時刻んだ愛は消えていなかった



僕は今日の日直だったため授業が終わった後に日直の仕事をなるべく早く終わらせた。


「よし終わった終わった」


時計を確認して。


「早く行かなくちゃ」


図書室についた僕は静かに扉を開ける。


そこには窓から入る風になびく、長い黒髪の女性が立っていた。


とても同い年とは思えないほど大人の女性に見えた。
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