君と私
……ぇ?ホテル?
「 ホテルっ…?何で??! 」
顔が真っ赤になる。
ホテルって…エッチなこと
…いや、休む目的だよね、うん。
変な考えがぐるぐると回る
「 ……………… 」
少し沈黙して一樹が口を
開いた。
「 ほんとにごめん!
いや、俺さ、瑞季と
二人で話したくて…
恭平が気使ってホテルまで
送ってくれたんだ。
それで帰りも迎えに来てくれる
って言うから……あ、嫌なら
送るよ!タクシーよぶし!」
慌てて答える一樹に対して私は
「 ううん、帰らない…
てか帰りたくない。
私も一樹と話したかったから…。」
恥ずかしくて下を向いて答えた。