君と私
その日は海までドライブしたり
ゲームセンターにいったり、
食事をしたり…
1日があっという間だった。
帰り際に一樹が
「 俺さ、今ヤクザ関係の事務所が経由してる鳶関係の仕事で働いてるんだ。んで、辞めようか迷ってるんだけど… 」
って深刻な顔で言ってきた。
「 一樹が辞めたいなら辞めなよ。
私、一樹が嫌なら辞めた
方がいいと思う。
ごめんね、こんなことしか
言えなくて 」
「 ううん、ありがとう。
俺、瑞季が居てくれたら
それで幸せ。 」
その言葉にきゅんときた私は
微笑みながら答えた。
「 私も幸せだよ?
ほんとに出会えて良かった 」