セレクトショップ・ヘブン
「だい…う……す…?」


「大丈夫ですか!?」


誰かの声で目を覚ます


「誰?」


「よかった!!店の前に倒れてるからびっくりしたよ。」


「……こうだいさん?」


「あれ?俺の名前知ってたんだ」


優しげな笑顔でそう言われて窓ガラスに映る自分を見る


【戻れたんだ。】


「中でコーヒーでも飲もうよ。サービスするからさ」


ぼんやりとした意識が覚醒される


「え!?」


「ずっと君が来るの待ってたんだ。さぁ中で君の事を教えてよ♪」


私は頬を赤らめながら店へと入った。

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