セレクトショップ・ヘブン
家につくと両親がご飯をつくって待っててくれてた


これが最後になるんだと思うと寂しい。


「お父さん大好きよ」


「お母さんの料理が世界一美味しい!!」


たくさん感謝を伝えた


心の中でたくさんごめんなさいも言った


夜…


ベットから起きる


目の前にはあの少年が現れる


「決められたのですね」


私は頷く


「では店内へお入りください」


中に入ると今日は椅子が置かれている


「少しの間こちらでお待ちを…」


「あっはい…」


時間の感覚が麻痺してわからなくなる


どれくらいたったのかは分からないが


「お待たせしました」


と現れた少年に私は


「私が死ぬ方を選びます」


と伝えた。
< 5 / 29 >

この作品をシェア

pagetop