ルッキング・フォー・ラブ ☆リアル・ファミリー☆
第二章 トラブル・ハズ・カム
( 商社の高層ビルのロビーの朝の出勤風景 )
幸弘が出社してくる。
ロビーのトイレへの通路から幸弘を見つめる男女中学生と初老の女。
瞳をキラキラさせたセーラー服の女子中学生が急に走り出す。
「あっ、おい!待てって!!」
男子中学生が止めようとするがその手を振り払って走り、
広いロビーの真ん中で幸弘に抱きつき叫んだ。
「パパー!逢いたかったー!!」
幸弘はあっけにとられ、目を見開いたまま言葉が出ない。
ロビーは一瞬静まり返ってその後騒然とする。
そこへ男子中学生が走り寄る。
「こっち来い!」
「パパー!後でね~!!」
そのまま二人はビル外へ走り去った。
取り残され呆然とする幸弘。
「援交よ。」
「パパだってさ。」
「こんなとこまで押し掛けるなんて。」
「そうとうこじれてるんじゃない?」
周りから囁きが漏れる。
「え、いや、知りませんよ、あんな子。いや、ほんとに!知りませんってば!!」
動揺する幸弘を周囲の社員達は冷たい目で見る。
幸弘が出社してくる。
ロビーのトイレへの通路から幸弘を見つめる男女中学生と初老の女。
瞳をキラキラさせたセーラー服の女子中学生が急に走り出す。
「あっ、おい!待てって!!」
男子中学生が止めようとするがその手を振り払って走り、
広いロビーの真ん中で幸弘に抱きつき叫んだ。
「パパー!逢いたかったー!!」
幸弘はあっけにとられ、目を見開いたまま言葉が出ない。
ロビーは一瞬静まり返ってその後騒然とする。
そこへ男子中学生が走り寄る。
「こっち来い!」
「パパー!後でね~!!」
そのまま二人はビル外へ走り去った。
取り残され呆然とする幸弘。
「援交よ。」
「パパだってさ。」
「こんなとこまで押し掛けるなんて。」
「そうとうこじれてるんじゃない?」
周りから囁きが漏れる。
「え、いや、知りませんよ、あんな子。いや、ほんとに!知りませんってば!!」
動揺する幸弘を周囲の社員達は冷たい目で見る。