恋をしました
友達
空は真っ青に晴れて、学校に行くのもかったるくなるくらい、気持ちのいい朝だ。
アタシは中高一貫の女子校に通う、14歳。
親の言いなりに、女子校に入ったものの…。
毎日が退屈で、ほとんどの授業をサボっていた。
そんなだから、周りからは嫌われ声を掛ける人なんていない。
先生達でさえ、アタシを遠巻きに見て何も言わずにいる。
「親の力は偉大なり」
アタシの親は代議士先生、学校にも多額の寄付をしている。
こんなアタシを放置してくれるんだから、大人社会なんて…。