リフレイン
ーーPM 4:00
「じゃぁかれん、お利口にしててね?
ママすぐ迎えにくるからね♪」
「うんっ!!」
元気よく、可愛く頷いたかれんに行ってきますの のキスをする。
天使の様なスマイルを浮かべるかれんを見れば安心。
仕事に行っても大丈夫そうだな。
「繭さんホントに急にすいません、
かれんをよろしくお願いします。」
「いいのよ、気を付けてね」
繭さんの綺麗な笑顔と、かれんの可愛い笑顔に見送られて、私は仕事に向かった。
親離れする時のお母さんの気持ちってこんな感じ?
めちゃくちゃ寂しいんだけど!!
こんなんじゃ将来私が子離れできないよーー。
かれんよりも私の方が寂しい思いをしてる自信があるわ。
再び車に乗って、バイトに向かう。
お客さん少なかったらいいな。
もし少なかったら早めに上がらせてもらってかれんを迎えに行こう。