ねぇ、どうして?(短編)
なんで?
どうしてねーちゃんは殴られたの?
幼かったあたしには、訳がわからなかった
そうしてねーちゃんに対する
暴力は、だんだんとエスカレートしていった
あたしは、父さんがねーちゃんに暴力を振るう姿を見て怖くなって自分が殴られないように
いつも逃げてた
布団にくるまって震えが止まらなかった
あたしは、中学生になった
テストの点が悪くてはじめて
殴られた
痛かった
苦しかった
あー、あたしねーちゃんが苦しんでるのに逃げてたんだってはじめてねーちゃんの苦しみがわかった
それからあたしに対して暴力を振るうようになった
母さんは見てるだけで止めはしない
自分が殴られるのが怖いから
父さんは、お酒を飲むとわけもなく
あたしやねーちゃんを殴るの
ねーちゃんがあたしの前で父さんに口の中に紙をたくさん詰め込まれて
苦しそうで
泣いて
父さん
やめてよ
お願いと言いながら
泣いていた
父さんは、ねーちゃんから紙を出した
「ゴホッゴホッ!!!」
ねーちゃんは、泣いてた
あたしも泣いた
見てるのが辛かった
苦しかった
あたしたちは、いらない子なんだってわかった
どうしてねーちゃんは殴られたの?
幼かったあたしには、訳がわからなかった
そうしてねーちゃんに対する
暴力は、だんだんとエスカレートしていった
あたしは、父さんがねーちゃんに暴力を振るう姿を見て怖くなって自分が殴られないように
いつも逃げてた
布団にくるまって震えが止まらなかった
あたしは、中学生になった
テストの点が悪くてはじめて
殴られた
痛かった
苦しかった
あー、あたしねーちゃんが苦しんでるのに逃げてたんだってはじめてねーちゃんの苦しみがわかった
それからあたしに対して暴力を振るうようになった
母さんは見てるだけで止めはしない
自分が殴られるのが怖いから
父さんは、お酒を飲むとわけもなく
あたしやねーちゃんを殴るの
ねーちゃんがあたしの前で父さんに口の中に紙をたくさん詰め込まれて
苦しそうで
泣いて
父さん
やめてよ
お願いと言いながら
泣いていた
父さんは、ねーちゃんから紙を出した
「ゴホッゴホッ!!!」
ねーちゃんは、泣いてた
あたしも泣いた
見てるのが辛かった
苦しかった
あたしたちは、いらない子なんだってわかった