あの日々をもう一度
七章 オレンジジュースの好きなお方
はっ!
26歳の芦田 凜がソファーから起き上がる。
寝汗がすごい。
時計を見ると…
こご6時?!
そんなに寝てたの?!
確かにあの人との思い出を全部夢で見た。
鮮明に。
消し去りたい思い出なのに。
10年たっても貴方は帰ってこない。
今どこで何をしているの?
ピンポーン
誰か来た。
寝汗がすごいからカーディガンを羽織って凜は玄関を開ける。
目を見開いた。
「久し振り」
何度も聞いたハスキーボイス。
涙が出た。
「あがって」
涙声でそう言った。
その人は椅子にすわって
「ラブレターの返事、OKに決まってるだろ」と言った。
その人の前のコップには
鮮やかなオレンジジュースが注がれた。
26歳の芦田 凜がソファーから起き上がる。
寝汗がすごい。
時計を見ると…
こご6時?!
そんなに寝てたの?!
確かにあの人との思い出を全部夢で見た。
鮮明に。
消し去りたい思い出なのに。
10年たっても貴方は帰ってこない。
今どこで何をしているの?
ピンポーン
誰か来た。
寝汗がすごいからカーディガンを羽織って凜は玄関を開ける。
目を見開いた。
「久し振り」
何度も聞いたハスキーボイス。
涙が出た。
「あがって」
涙声でそう言った。
その人は椅子にすわって
「ラブレターの返事、OKに決まってるだろ」と言った。
その人の前のコップには
鮮やかなオレンジジュースが注がれた。