男子1人のシェアハウス2


途中で凉ちゃんのお母さんとうちのお母さんとでベンチに座って話していた。


私はその様子を物陰に隠れて見ていた。

「引っ越すんですか?」


「はい。夫の仕事でアメリカに引っ越すんです。」


「そうですか…頑張ってくださいね。」

私はそこまでしか聞かなかったけど理解は出来た。


凉ちゃんは引っ越しちゃうんだ…。


トイレを済ませ凉ちゃんの所に戻った。

「凉ちゃん、、、、。」


私は凉ちゃんに抱きついて泣いた。
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