男子1人のシェアハウス2
次の日。
今日は凉ちゃんは来ていた。
でも、顔は険しい。
話しかけてみた。
「凉ちゃん最近仕事忙しいの?」
凉ちゃんはこっちを見て頷いた。
「そうか…体には気をつけてね。」
すると、笑顔で頷いた。
「でも……東京に行かないと行けなくなったんだ…。」
さっきの笑顔とは変わって悲しそうな顔になった。
「嘘でしょ…??東京とか遠すぎる!でも、凉ちゃんのこといつでも応援してるから頑張って!!」
「あのさー、桃って私も一緒に東京に行きたい!とかなんないの?」
「えっと、それはなるかもだけど…。」
「かも?それはダメだよね。なんか桃恋には鈍感だね。」
グサッ。
何かが心に突き刺さった。