男子1人のシェアハウス2


二階にいる桜の部屋に行き、ドアを数回ノックした。


「はーい。」


中から桜が出てきてビックリした顔をしていた。


「なんだ、桃か。」

桃で悪かったね。


内心はすっごくキレてたけどそこは年上、顔には出さない。

「父親からの伝言伝えにきた。」


「伝言?今更なんだよ。」


「家に帰って来い。今までのこと全部謝るから。後、後継ぎのことも考えてくれ。」


桜は呆れた顔で、


「ふぅん。」


と言うだけだった。
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