男子1人のシェアハウス2

「一応わかってるだろうけど、菜々は傷ついてる。だから謝りに行きな。」

桃に背中を押されそのままリビングを出ると2階の菜々の部屋にいった。

数回ノックするとドアが開いた。

「菜々…ごめん。」
菜々の顔を見たら涙がたくさん溢れていた。

「翔太が悪いわけじゃないよ。…私も大嫌いとか言ってごめん。」

「いや…俺嘘ついてたんだ。」

「えっ?」

菜々は顔を上げると意味がわからないような顔をしていた。
「今日はなんの日?」

「今日は…エイプリルフールだ!!翔太ひどっ!!!!!」

菜々から足を蹴られた。
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