男子1人のシェアハウス2


「はーい。」


ドアが開いて桜が出てきた。


「久しぶりだね。桜。」


「久しぶりです。菜々先輩。」


「私にはタメ語で大丈夫だからね。」


「わかった。何の用?」


「ちょっと話がしたいの。」


「じゃあ、外で。」

桜は階段を下りて玄関に向かいそのまま家を出た。


私もその後を追った。

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