男子1人のシェアハウス2
でも、龍平は初対面の人に会ったような顔をしていた。
「龍ちゃん。変な人だね。私トイレ行ってくるから待ってて。」
私は怒りを抑えきれなかった。
「龍平を信じてた私が馬鹿だった。もう嫌い。今日は家に帰らないから。」
私はそれだけ言うと龍平の前から走り去った。
走っても走っても涙は止まらなくて。
本当は後ろから追いかけて欲しかったな。
校門を出てすぐに綾がいた。
綾と一緒に帰ることになり、今日はシェアハウスに泊まると言った。