男子1人のシェアハウス2


屋上の扉を開けて一歩外に出た。


扉を閉めて周りを見渡しても佳奈の姿はない。


「あれ…まだかな…?」


フェンスに寄っかかって佳奈を待った。

数分後。


屋上の扉が開くと佳奈と佳奈の友達らしき人がこっちに歩み寄ってきた。


あれ?佳奈と2人っきりじゃないんだ。

「ごめんね!」


佳奈は私の前に立って、


「来てくれてありがとう。」


と言った。
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