男子1人のシェアハウス2

ガラッ。


教室のドアが開くと担任の先生が入ってきた。


「みんな、席に着け。転入生を紹介する。」


先生の言葉でみんな席に着いた。


「入っていいぞ。」

先生が廊下に手招きした。


教室に入ってきたのは大人びた凉ちゃんだった。


クラスの女子は、


「キャー!!!!!」


とか、耳を塞ぎたくなるような大声で騒いでいる。


「えっと…川上涼介です!よろしくお願いします!!」


涼ちゃんは満面の笑みで自己紹介すると、先生に指示された席に歩いた。


ふと、隣を見ると空席だった。


まさか…。
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