男子1人のシェアハウス2
「これにサイン書くってこと?」
私は頷いた。
「なら、無理。」
返ってきた色紙は白紙だった。
「なんで、書いてくれないの?」
「学校ではピーチスマイルじゃないし。普通の男子高校生の扱いしてよ。」
「そうだよね…ごめん。」
凉ちゃんはすごいね。
凉ちゃんを普通に接する人なんかいるのかな。
一限目終わって亜美に色紙のことを謝ってさっきのことも話した。
「そうだよね!!この色紙は龍平のサインでいいや!じゃあ!!」
亜美は手を振って龍平のところに行った。