いつも近くに
好きなら伝えなくちゃいけないよね。

とりあえず、廊下を走って下まで行く。
告白するなら中庭らへんだろうと思ったからで…


でも、どこを捜しても涼の姿はなくて……


「どこ行っちゃったの……?」


もう、告白されたのかな……
それとも、彼女の所?

泣きそうになるのをこらえて、私はもう一度あたりを見渡した。


すると――…


「涼っ…!」
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