誘惑上等!
「理沙ちゃんの体、なんかおいしいよ」
「なあ、理沙ちゃんのココに触るのも、俺が初めてなんだよね?」
「ほら理沙ちゃん、ちゃんと俺の顔見て?誰が理沙ちゃん抱いてるのか、ちゃんとその目で見ててよ」
理沙の体を甘噛みしながら。
敏感な場所に指で触れながら。
理沙の初めての場所に押し入りながら。
理沙を言葉で責めていくと、すべてが初めての経験で余裕がないらしい理沙はいちいち子供のようにうろたえた。
いつもは年上らしく、多少のことでは動じない落ち着いたオトナなのに。意地悪くいやらしいことを逐一言葉にしていると、理沙は顔どころか体まで紅潮させて恥ずかしがった。
そんなこと言わないでと懇願してくる、いかにも不慣れな初々しい反応が普段の冷めた彼女とギャップがありすぎて、煽られた大悟はますます彼女に意地悪を言い続けた。
「すごいね、ここ。理沙ちゃん初めてなのに気持ちいいの?」
初めて知ったことだけど。
自分は好きな子をいじめるとすごくたのしくなってしまうタイプだったようで、涙を滲ませてのたうつ彼女を追い詰めれば追い詰めるほど、ぞくぞくと今までに味わったことのなかった興奮が沸いてきて身も心も焼け焦がれそうになった。
「なあ。理沙ちゃんにも見えるようにしてやろーか?」
底意地の悪い大悟の言葉に、理沙がびくりと体を震わせる。
これも意外なことだけど。理沙もちょっぴりマゾなところがあるみたいだった。大悟に翻弄されながら照れたり怒ったり泣きそうになっていたけれど、体はうれしそうに大悟に寄り添って素直な反応を返してくれていた。
愉しんでいるのは自分だけではないという実感が、ますます理沙を責めようとする思いを熱くさせた。