2番目に好きな人との結婚


思わず見上げた洸太の顔は…お風呂上がりだというのに 血の気が引いて 真っ青になって…こぶしを握りしめて…震えていて…



洸太の悲痛が伝わって…すぐに目を逸らした…



……あいつって…和也の事だよね…なんで 洸太が…



「…お前が 前の男の事 忘れてないのは…わかってた…最初から…」



最初から…⁈ ……出会った時から?



真っ青な顔のまま、私の肩を掴んで…
声を張り上げて…



「…それでも よかったんだ!それでも…俺はお前を選んで…結婚したんだ!…だから……お前がいいんだ…行かないでくれ…頼む、澪…」



洸太……知ってて…結婚したなんて…




「…ごめんなさい…洸太…別れて…」


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