2番目に好きな人との結婚


帰りのクルマでも…澪は ただ静かに泣いているだけで…


泣き喚かないだけ…強くなったのかもしれない…


気づけば 泣き止み…前を見ていた。
澪…何を考えている?


「澪…自分を責めるなよ…お前に会いたい気持ちが…和也を生かしたのも事実なんだ。だから…」


「自分を責めて…後悔なんて、和也と暮らし始めた この2ヶ月…十分にした。
和也のいない夜…長すぎて…
一緒に暮らしたら…和也が いなくなったのは やっぱり 何かから私を守る為だったんだって…改めて わかったから…」


声を震わせながら 話してるが、目は しっかりと前を見ている。


「…もう、後悔なんてしない。和也がしなくていいって言ってるから。和也が 私に…強くなって…って言ってるから。
二度と離れなくていい様に…離れない。…もう 絶対に離れない。」


…瞳に溜まった涙を 零さない様に…必死に堪えている…澪 強くなったんだな。
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