2番目に好きな人との結婚


「…何 冗談 言ってるんだよ。…どっちもいやだよ…待ってって 言っただろ」


和也が 私から目をそらす…思い出させちゃったね…ごめん 和也。…でも 和也の口から聞きたい。…じゃないと 守りきれない…


「和也…私 少しは強くなったよ?…何 言われても 和也のそばにいるよ?…それでも だめ?…逃げた私なんか 信じられない?…また逃げるって 思ってる?」


和也の顔が 曇っていく。…お願い…信じて。和也の不安を私にも分けて…

また…和也の頭を引き寄せる…


「和也…信じて。何があっても離れないから。…離さないから。…お願い 隠されたままなんて いやだ。私だって…和也を 幸せにしたい…」


…涙が 滲んできた。零さないように…和也に気付かれないように…和也を抱き締める腕に 力を入れた…
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