2番目に好きな人との結婚
和也を抱き締める…力 いっぱい…
「大丈夫。何があっても離れない。私がそばにいる…だから もうひとりにしないで…ひとりで 不安にならないで。」
「澪…」
…結局 泣いちゃった私を見つめて…骨ばった大きい手で 私の頬を包み…自分の胸に引き寄せてくれる…まだ…和也ほど 強くできない…でも
…もう 絶対にこの人を失いたくない…
「和也…なんでも言って。不安に思ってる事…ガマンしてた事…全部言って。…本当は 私にも言いたい事、あるでしょ?…和也が こんなに優しいの変だもん。…私の事、本当は怒ってるくせに…」
「…怒ってないよ。」
「嘘だ。…言って。なんでも」
「…じゃあ…ご飯作る時に ピーマン入れるな。俺が嫌いなの知ってて…この前 大量に入れてたよな」
「子どもか!…じゃなくて!」