2番目に好きな人との結婚


入院前日…

いつもの生活。だけど いつもより少しだけ豪勢な夕食。

和也の好きな物を食卓に出す。美味しそうに 平らげる和也。

それを見て 幸せな私。

少しだけ シルビアでドライブする。
近場の夜景を見に行って キスをする。

一緒にお風呂に入る。お腹が大きくて狭いのに 無理矢理。

和也のサラサラな髪にドライヤーをかける。和也も 私の髪を乾かす。


笑いながら…ふざけながら…文句を言いながら…また 必ずこの日常に戻ると…

お互い 心の中で 固く誓っていた…


身体が 壊れそうになるほど…抱き合う。
お互いの身体に 刻印が散りばめられる。

消える前に…戻ってきて…

消える前に…戻りたい…

そんなに早く戻って来れないと わかっていても…


私達は 言葉にしなくても…全て わかりあえていた…


明日からは 和也を守る為に 生きる…
和也をまた 取り戻す為に…
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