2番目に好きな人との結婚


澪が泣き止むまで…俺は お腹の上にある澪の手を握っていた…


抱き締めてやりたかった…本当は…でも
俺の気持ちは どうでもよかった…


ただ…澪を守りたかった…
傷ついてる澪を 救いたかった…


…俺が今まで 澪にしていた事は ただの子供じみた独占欲だ…今 初めて 澪を守りたいと 思っている…



和也君…君に敵わないはずだ…

こんな気持ちで…君は澪を守っていたんだね。俺にも…出来るかな。
君のように…


頑張るよ。出来ると思って…澪と子供を俺に託してくれたんだから…


そして…君の気持ちは 澪にも 引き継がれているはずだ…



泣いて…泣いて…やっと 涙が枯れた時、
久しぶりに澪と目が合った…


「…なんで 洸太が?」



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