2番目に好きな人との結婚
和也君が この子を愛してくれなければ…
澪は ここまで この子を愛せなかったかもしれない…
俺は…表面上でしか愛さなかっただろう…罪の子として…
そして 今も…まだ その子を守れるほど 愛せてはいない…愛したくても…
「…永護〜、お〜い、永護ってば」
澪が お腹をポンポン叩きながら しゃべっている…
「えいごって…その子の名前?…男の子なの?」
少しずつ 澪は 俺にも話してくれる様になっていた。
「和也がね、この子は絶対に男だって。
だから男の子の名前しか考えてないの。…永護って 和也が呼ぶと すごく蹴るのに…なんで 私じゃ だめなの〜?…パパ
いないのに…」
澪の目に 涙が溜まり出した…
澪 泣くな! と思った瞬間、俺は お腹にしゃべりかけてた…