2番目に好きな人との結婚
「いい人だね…和也君は。澪が こんなに愛している訳がわかる…永護を 愛していたのもわかる…俺は 永護を和也君の子として 守りたいんだ。
素晴らしい父親の子だとして…俺にも 永護を守らせてくれ。そして 永護を守る澪も 守りたい。…和也君のようには 出来なくても…」
和也君の手紙を 抱き締め…大粒の涙を落としながら 澪が呟く…
「洸太が…辛いだけだよ…でも 和也を認めてくれて…ありがとう」
「澪が 和也君を愛したままでも…永護が和也君の子でも…2人を守るのが 俺の幸せなら?…俺は 少しも 辛くない。
…和也君が 永護にしてあげられなかった事を俺がしてあげたいんだ…和也君の代わりに。心から そう思えるんだ…」
「洸太…ありがとう…相変わらず…暖かいね…」
そして…澪は何も言わずに泣き続けた…